記事 · 2026-10-22 更新
WiFi が遅いときの直し方(確かめる順番)
WiFi が遅いときは、再起動・置き場所・周波数帯・IPv6(IPoE)・ルーターの古さ・中継器やメッシュ・有線の順に確かめると、原因が見つかります。やさしい手順で説明します。この記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます。
この記事のポイント
- まず、遅いのは回線か、家の中の WiFi かを切り分ける
- 再起動と置き場所の見直しだけで、直ることが多い
- 2.4GHz と 5GHz は、速さと届きやすさが違う。使い分ける
- IPv6(IPoE)に対応していると、夜の混雑に強くなることがある
- 古いルーターは買い替え、届かない部屋は中継器・メッシュ・有線を使う
- 計算・診断の道具光回線・ホームルーター・ポケット WiFi どれがいいか診断住まい・使い方・人数・引越しの予定など 6 つの質問で、光回線・ホームルーター・ポケット WiFi・スマホのテザリングのどれが合うかを理由つきで出します。使ってみる →
「動画が止まる」「ページがなかなか開かない」。WiFi が遅いと、毎日のストレスが大きいものです。でも、回線を変える前に、お金をかけずに直せることがたくさんあります。この記事では、WiFi が遅いときの直し方を、確かめる順番で説明します。上から順に試せば、原因が見つかりやすくなります。
1. まず、どこが遅いのかを切り分ける
遅い原因は、大きく 3 つのどれかです。
- 回線そのもの(光回線・ホームルーターなど)
- 家の中の WiFi(ルーター、置き場所、電波の混み具合)
- 使っている機器(スマホ・PC の古さ、アプリの更新、容量)
切り分けのやり方は簡単です。同じ場所で、WiFi の速度と、ルーターに LAN ケーブルでつないだ PC の速度を、速度測定のサイトで比べます。
| 結果 | 考えられる原因 |
|---|---|
| ケーブルでも遅い | 回線、またはルーターの不調 |
| ケーブルは速く、WiFi が遅い | WiFi の電波(置き場所・周波数・古さ) |
| 1 台だけ遅い | その機器の問題 |
| 夜だけ遅い | 回線の混雑 |
2. 再起動する(まず試す、いちばん簡単)
ルーターと、遅い機器の両方を再起動します。ルーターは電源を切り、1 分ほど待ってから入れ直します。長く動かし続けた機器は、動作が重くなることがあり、再起動で直る例は多いです。回線の機器(ONU やモデム)が別にある場合は、そちらも順番に再起動します(ONU → ルーター の順に入れ直すのが一般的ですが、機種の説明書を確認してください)。
3. ルーターの置き場所を見直す
WiFi の電波は、壁・床・家具・水槽・電子レンジなどに弱くなります。次の点を見てください。
- 家の中心に近い場所に置く
- 床より高い場所(棚の上など)に置く
- 壁の中・棚の奥・テレビの裏に隠さない
- 電子レンジ、コードレス電話、ブルートゥースの機器から離す
- ルーターのアンテナがあれば、向きを変えてみる
置き場所を数十センチ動かしただけで速くなる、という例もあります。
4. 周波数帯(2.4GHz と 5GHz)を使い分ける
WiFi の電波には、主に 2 つの帯があります。
| 周波数帯 | 特徴 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 2.4GHz | 壁に強く、遠くまで届く。ただし他の機器と混みやすい | 離れた部屋、壁をはさむ場所 |
| 5GHz | 速く、混みにくい。ただし壁に弱く、届く距離が短い | ルーターの近く、動画やゲーム |
ルーターのつなぎ先の名前(SSID)が 2 つ出ているなら、近くでは 5GHz、遠くでは 2.4GHz にすると改善することがあります。「どちらかを自動で選ぶ」設定の機器では、遠くても 5GHz で弱い電波につないでしまう例もあるため、手動で切り替えて試してください。
5. IPv6(IPoE)に対応しているか確かめる
回線の混雑が原因で、夜だけ遅くなる場合は、IPv6(IPoE)という接続方式が役に立つことがあります。従来の方式(IPv4 の PPPoE)では、混みやすい出入り口を通るため、夜に遅くなることがあります。IPv6(IPoE)は、別の通り道を使うので、混雑の影響が少なくなる場合があります。
確かめる順番は次のとおりです。
- 契約している会社が、IPv6(IPoE)に対応しているか、公式で確かめる
- 申し込みが必要な会社と、最初から有効な会社がある(契約を確認)
- ルーターが IPv6(IPoE)に対応しているか、説明書で確かめる
- 対応していれば、ルーターの設定画面で有効にする
対応の条件は会社とプランで違うので、公式の案内で確認してください。
6. ルーターが古くないか見る
数年前のルーターは、次のような理由で遅くなる原因になります。
- 古い規格(WiFi 4 など)で、いまのスマホの速さを活かせない
- 同時につなぐ機器が増えて、処理が追いつかない
- 熱がたまり、動作が不安定になる
目安は 4〜5 年ですが、年数より、新しい規格(WiFi 6 など)に対応しているか、最近、不具合が増えていないかで判断するとよいでしょう。ルーターを選ぶときは、WiFi ルーターのランキングで価格の目安を見られます。
7. 家が広いときは、中継器・メッシュ・有線
ルーターの近くは速いのに、離れた部屋で遅い、という場合は、電波が届いていません。対策は 3 つです。
中継器
電波が弱くなる場所の途中に置いて、電波を中継します。安くて手軽ですが、速度が半分ほどになる場合もあり、置き場所が大事です。価格の目安はWiFi 中継器のランキングにあります。
メッシュ WiFi
複数の機器で網の目のように電波を広げます。家全体を安定させたいとき、部屋が多い戸建てなどに向きます。メッシュ WiFi のランキングで価格の目安を見られます。
有線(LAN ケーブル)
もっとも安定する方法です。PC、ゲーム機、テレビなど、動かさない機器は、ケーブルでつなぐと WiFi の混雑も減らせます。ケーブルの規格はLAN ケーブルのランキングも参考になります。
8. それでも直らないとき
ここまでやっても遅いなら、回線そのものが合っていない可能性があります。次の点を考えます。
- 契約している回線の最大の速さ(ベストエフォート)が低い
- マンションの設備が古い方式で、建物の中で混雑している(マンションの光回線の記事参照)
- ホームルーターで、電波の入りが悪い場所にいる(ホームルーターと光回線の比較参照)
回線を変えるかどうかは、光回線・ホームルーター・ポケット WiFi どれがいいか診断で検討できます。変えるときは、申し込みの前に、公式ページで提供エリアと条件を確かめてください。
まとめ
WiFi が遅いときは、(1) 切り分け、(2) 再起動、(3) 置き場所、(4) 周波数帯、(5) IPv6(IPoE)、(6) ルーターの古さ、(7) 中継器・メッシュ・有線、の順に確かめるのが近道です。お金がかからない手順から順に試し、必要なときだけ機器や回線を見直しましょう。
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よくある質問
夜だけ WiFi が遅いのはなぜ?
夜は利用者が増えて、回線や基地局が混むことが原因のことがあります。IPv6(IPoE)に対応した接続方式にすると、混雑の影響を受けにくくなる場合があります。契約やルーターが対応しているか、確かめてみてください。
ルーターは何年で買い替えるの?
目安は 4〜5 年です。ただし年数より、新しい規格(WiFi 6 など)に対応しているか、速さや安定に不満がないかで決めるのがよいでしょう。
中継器とメッシュ WiFi は、どちらがいい?
手軽さと安さなら中継器、家全体を安定させたいならメッシュ WiFi が向きます。どちらも、置き場所や機種で効果が変わります。